こんにちは、はんじゅくです!
今回の記事では、日本全国に200店舗以上の美容室を展開する株式会社アースホールディングスの代表取締役である國分利治さんの書かれた「地道力」という本をご紹介します。
こんな疑問を持ったことがありませんか?
仕事で成功するにはどうしたらいいんだろう?
仕事上で成功することが人生の幸福度を高めてくれるのは事実です。
皆さんの中にも「成功の秘訣」を探している方がいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事は、そんな仕事での成功を求める方に向けた内容になっています。
幸せのかたちは人それぞれです。
「仕事は生活が成り立てばそれでいい」という方には、あまりメリットのない内容かもしれません。
しかし、「仕事を生きがいにしたい」「楽しく仕事をしたい」という考えをお持ちなら、ぜひ最後までご覧ください。
この本によれば、成功の秘訣とは「地道力」、すなわち「地道な努力を毎日コツコツと続けられる力」を身に着けることです。
そしてそれは誰もが持っている力で、発揮できるか否かはきっかけがあるかどうかに過ぎません。
著者も自身の成功の理由を「明確な目標を描き、そこに向かって地道に努力し、失敗や挫折に学びながら歩んできたから」と結論付けています。
この記事では、以下の3つの要素に分けて「地道力」の解説をしていきます。
- 目標と期限を設定する
→目標と期限を明確にして逆算をすることで、今すべきことがわかる。
- 地道な努力をする
→目標のために必要のない時間を切り捨て、仕事に一番時間を使う。
- 失敗に学ぶ
→失敗の原因は自分にあることを認識し、冷静に次の行動を考えて成長につなげる。
この記事が皆さんの「地道力」を目覚めさせるきっかけになるかもしれません!
目標と期限を設定する

地道力の1つの目の要素は、目標と期限を設定することです。
どんなに努力を重ねていっても、その方向が間違っていては時間が無駄になってしまいます。
そうならないために、目標と期限を定めることが必要です。
成功者は目標と期限を明確にし、しっかりと逆算をします。
逆算の結果「じゃあ今どうすればいいか」がわかり、実行に移せるようになるのです。
著者は、「~になりたい」という夢と「いついつまでに~になる」という目標を混同している人が多いと指摘しています。
わかりやすいのはお金です。
「お金を貯めたい」だけでは単なる夢です。
しかし「1年で100万円貯める」とすれば、それは明確な目標になります。
そして例えば、「夏冬のボーナスで15万円ずつ貯金して、給料から毎月6万円を天引き貯金すれば100万円貯まるな」といった逆算ができるようになります。
がむしゃらに走り続けるだけではいけません。
努力を無駄にしないための下準備として、期限の決まった明確な目標を持ちましょう。
地道な努力をする
地道力の2つの目の要素は、地道な努力をすることです。
毎日コツコツと努力を積み重ねる以外に、大きな目標を達成する方法はありません。
何かを得るには何かを犠牲にしなくてはならないというのは、成功の大原則です。
目標のために必要のない時間や欲望を切り捨てましょう。
具体的に著者の挙げていた方法をいくつかご紹介します。
3年間休まず働け
シンプルに、3年間休まず働いてみましょう。
いやいや、無理だよ!
あくまで一つの手段ですからね!
この方法の目的は、その仕事が自分に合う合わない、つまり仕事にやりがいを感じれるかどうかを判断できるようになることです。
仕事はある程度頑張ってみないとその良し悪しを判断できません。
もちろんその分、仕事選びは慎重過ぎるくらい慎重に行うことが必要です。
しかし、一度自分で決めた仕事なら3年間はひたすら頑張って働いてみましょう。
そうすることで、自分にとっての向き不向きがようやくわかるようになるのです。
著者は「なかなかやりがいのある仕事を見つけられない人は、頑張るの基準が低い人が多いのではないか」と述べています。
そして著者は実際に、年末年始の2日以外全く休まず働くことを10年間続けたそうです。
10年も!?それはすごいね・・・
もちろん、コンプライアンス違反するような条件で働かせるブラック企業で頑張ってはいけません。
そのような企業からは、すぐに離れるべきでしょう。
寸暇を惜しんで本を読め

空いた時間で本を読みましょう。
仕事は知識や経験のアウトプットです。
「働く」というアウトプットだけだと、そのうち燃料不足になってしまいます。
そこでヒントとアイデアの宝庫である本から、新しい知識や考え方をインプットしておきましょう。
誰かから直接教えてもらうのと違って、本はお金もかかりませんし場所も選びません。
さらに、最近は便利な音読サービスや要約サービスもあります。
成功者の一生をたった1000円で得ることができる本ほど安い買い物はありません。
実際に著者は、多彩なジャンルの本を読み色々な成功パターンを引き出しにしまっていたことで難しい決断の時に役に立ったそうです。
そこまで言うならちょっと読んでみようかな?
読書、大事です!
飲み会を断るな

飲み会を断っていはいけません。
どんなに才能があふれていても、機会や場所が慣れけば宝の持ち腐れです。
目上の人からの誘いを断ることは、自らチャンスを逃していることと同じになります。
もちろん全員が顧客になるわけではないですが、その可能性自体を閉ざしてしまうことは事実でしょう。
著者曰く、成功して人脈ができるのではなく、人脈により成功するのだそうです。
ここでは飲み会としましたが、飲み会に限らず、自らの活躍の場を作れるように人とのつながりを積極的に作りましょう。
著者は「40歳までは体力勝負」と述べています。
仕事で成功したければ、3年間休まず働きながら飲み会には必ず参加し、空いた時間で本を読みましょう。
・・・(絶望)
國分社長厳しいですね・・・
人はいかに楽ができるかをどうしても考えてしまいます。
しかし仕事で成功したいなら、地道にコツコツ努力するしかない、仕事に一番時間を使うしかないということですね。
失敗に学ぶ
地道力の3つの目の要素は、失敗に学ぶことです。
地道な努力の過程で失敗は避けられません。
どんなに能力がある人でも失敗します。
その失敗と向き合い、成功のきっかけにすることができるかが成功への分かれ道といえます。
言い換えれば、失敗から立ち直り冷静に軌道修正できるか、ということです。
その中で大事なことは、「結果の原因は常に自分にある」という考え方です。
しかし、著者は、「結果がうまくいかないことを、原因つまり自分ではなく条件のせいにする人が多い」と指摘します。
「職場が悪い」「上司が悪い」「市場が悪い」といったような考え方ですね。
心当たりあるかも・・・
原因と条件を混同してはいけません。
自分以外の要素はすべて条件であり、結果の原因は常に自分です。
条件を変えるのは個人ではとても難しいでしょう。
しかし、自分ならすぐにでも変えることができます。
結果を好転させるには、原因である自分を変化させていくしかありません。

もしかしたら、成功者は失敗などなく順調に成功へと昇り詰めたと思っている方もいるのではないでしょうか。
たしかに成功者のグラフは全体的には右上がりですが、例外なくその中で浮き沈みがあるものです。
成功者はその波の中でタフな精神を養い、成功ノウハウを会得していきます。
自分の失敗に対して「まあいいか」と妥協した時点で成長は止まってしまいます。
失敗の原因は自分にあることを認識し、冷静に次の行動を考えて成長につなげましょう。
成功者とは成功するまで努力をやめなかった人間です。
【地道力】まとめ:楽をしていては成功できない
この記事では、國分利治さんの書かれた「地道力」という本を通して、「地道力」の3要素について解説しました。
- 目標と期限を設定する
→目標と期限を明確にして逆算をすることで、今すべきことがわかる。
- 地道な努力をする
→目標のために必要のない時間を切り捨て、仕事に一番時間を使う。
- 失敗に学ぶ
→失敗の原因は自分にあることを認識し、冷静に次の行動を考えて成長につなげる。
記事の内容をひとことでいえば、いわゆるPDCAサイクルといえるかもしれません。
しかしそこに著者なりの成功哲学や強い言葉が加わることで、より心に響く内容になっていました。
「趣味と家族と仕事、同時に全部を充実させたいというのは虫が良すぎる」
國分社長の厳しい言葉ですが、たしかにそうかもしれません。
ふんどしを締め直しましょう!
記事では、一部の内容を抽出していますが、実際には経営者の目線での経営論も非常にたくさん書かれています。
人をマネジメントする責任ある立場の方は、ぜひともお手に取って國分さんの「地道力」を体得してはいかがでしょうか。
