からやぶり

すこし前に進めそうな、毎日のヒント。

新年の抱負は「挫折前提」で立てるべき理由

毎年この時期になると、「今年こそ!」と気合いを入れて抱負を立てる人、多いですよね。

もちろん私もその一人です。

そして、私も毎年挫折しています。

 

運動を始めると決めたのにジムの契約だけして満足して終わり、本を読むと誓ったのに1月中旬には積読が増える一方…。

もう「恒例行事」と言ってもいいくらい、抱負の失敗率100%を更新し続けています。

 

でも調べてみると、どうやら私だけではなく、大半の人が新年の抱負に挫折しているらしい。

それなら、挫折を前提にした計画の方が現実的なんじゃないかと思ったのです。

 

この記事では、「挫折前提」の抱負を立てることで、むしろ成功率を上げる方法をお伝えします。

挫折するのが怖いなら、その失敗も計画に入れてしまえばいい。

目標達成の新しいアプローチ、一緒に試してみませんか?

①新年の抱負が挫折する理由

原因1:完璧主義という罠

新年の抱負が失敗する最大の理由、それは完璧主義です。

例えば、「毎日運動する」とか「1か月で5キロ痩せる」とか、いきなり100点満点の目標を掲げる。

これ、私もやりました。

結果?3日で終わりました。

 

人間、完璧を目指すと逆に動けなくなるものです。

心理学で「ゼロサム思考」という言葉がありますが、一度失敗すると「もう全部ダメだ!」と感じてしまう傾向があるんですね。

原因2:漠然とした目標設定

「今年こそ幸せになりたい」

「もっと良い人生にしたい」…

気持ちは分かります。

 

でも、それ具体的にどうするんですか?

抽象的な目標ほど実行しにくいものはありません。

原因3:自己評価の過大視

「自分ならできる」と思うこと自体は良いことです。

でもその期待値が高すぎると挫折したときに自己嫌悪に陥ります。

「なんで私はこんなこともできないんだ?」と。

 

この自己評価の過大視、実は私自身が一番苦しんできたポイントです。

何度も自分を責めるうちに、「もう目標なんて立てないほうがマシ」と思うようになってしまいました。

②挫折前提で抱負を立てるとはどういうことか?

ここで提案したいのが、「挫折を計画に組み込む」という考え方です。

一見すると矛盾しているようですが、これが意外と効果的。

挫折を計画に組み込む

たとえば、「週に5回運動する」という目標を立てるとします。

でも、そのうち2回は失敗する日があるとあらかじめ見越しておく。

最初から失敗を計算に入れておくと、「2回失敗してもあと3回やればいい」と気持ちが楽になるんです。

失敗をリセットポイントと捉える

人間は挫折するとそのままズルズルいきがちです。

でもあらかじめ「挫折しても翌週からリスタートできる仕組み」を作っておけば、失敗してもモチベーションを取り戻しやすい。

③挫折前提で目標を設計する実践例

ここからは具体的な実践例を紹介します。

例1:高い目標を掲げ、途中で「区切り」をつくる方法

たとえば、「1年間で30冊の本を読む」という目標を立てた場合、まずは3か月ごとに目標を区切ります。

「1~3月で8冊読めたらOK」としておけば、ペースが崩れてもリカバリーしやすい。

例2:「失敗を記録する」ことで成長を可視化する方法

挫折した日を記録するのも一つの方法です。

たとえば、カレンダーに「×」をつけるだけでも、自分がどれくらい頑張ったのか、そうじゃなかったのかが見えてきます。

意外と「この日は頑張ったんだな」と気づくことができて、自己評価が変わります。

例3:仲間や第三者を巻き込み、失敗を共有する方法

目標を他人と共有すると、失敗のプレッシャーが軽減されます。

「今日はダメだった」と言える相手がいるだけで、再挑戦へのハードルがぐっと下がります。

それと同時に他人に見られているという緊張感はお尻を叩いてくれます。

④挫折から学ぶ力を育てるコツ

失敗から学ぶことは多いですが、それにはちょっとしたコツが必要です。

自己肯定感をキープする

失敗したとき、「なんで自分は…」と思わず、「次はこうしよう」と建設的に考えるのが大事です。

反省よりリフレーミング

「またダメだった」を「これでまた一歩成長した」と捉える。

簡単ではありませんが、少しずつ練習することで習慣化できます。

⑤挫折前提の抱負がもたらす効果

挫折前提で目標を立てることで得られるメリットは計り知れません。

むしろ、成功への近道になることさえあります。

心理的負担を軽減

まず、挫折を織り込むことで「どうせ失敗したら恥ずかしい」というプレッシャーが消えます。

人は意外と、「絶対失敗しちゃいけない」という緊張感のせいで本来の力を発揮できないものです。

 

「失敗してもOK」という免罪符があると、不思議なくらい行動できるんですよ。

だって、試しにやるだけならリスクゼロじゃないですか。

たとえるなら、落ちてもケガしない安全ネット付きの綱渡りみたいなものです。

成長が「見える化」する

挫折した数をカウントしてみてください。

最初は多くて落ち込むかもしれません。

でも少しずつその数が減っていくと、「あれ? ちょっと前進してるじゃん」と気づきます。

 

たとえば、英語学習を目標にした場合、「今日は勉強しなかった日が5回」とカウントしたとします。

次の月には「サボった日が3回」に減ったら、それって確実に進歩してる証拠ですよね。

挫折を数字で追うことで、自分の成長をリアルに感じられるんです。

自分への信頼が爆上がりする

「また失敗した…」と思うのではなく、「失敗してもちゃんと立ち直れる自分って意外とタフじゃん?」と考えてみましょう。

この発想の転換が、あなたの自己信頼感を劇的に高めます。

 

人間の真価は成功より失敗で試される、なんてよく言いますよね。

失敗してもまた立ち上がる経験を積むことで、「多少の困難なんて大したことない」と思える強い心が育つんです。

ただの精神論じゃなくて、実践を通じて確実に得られる感覚です。

まとめ:挫折を計画に入れるだけで人生が変わる

あなたは、目標を達成できる人になりたいですか?

それならまず、完璧主義を捨て去りましょう。

そして「失敗も計画の一部」と割り切ることで、むしろ大きな成功を手にできます。

 

2025年は、失敗を楽しむ1年にしてみませんか?

その一歩が、あなたの人生を劇的に変えるかもしれません。

「失敗前提の抱負」で、挫折も含めた最高の1年を作りましょう!

この記事で紹介したちょっと変わった目標管理の方法が、少しでも役立てば幸いです。