「家で仕事をしていると、気づいたら夜遅くまで働いてしまう」
こんな悩みを抱えていませんか?
こうした悩み、私も経験があります。
私はもともとテレワークと縁のない地方公務員でしたので、テレワークを始めた当初は「テレワークは自由な働き方で快適!」と思っていました。
けれど、その自由さが逆に落とし穴に。
気づけばダラダラと仕事を続け、終業時間がどんどん延びてしまうことも少なくありませんでした。
仕事とプライベートの境界線がぼやけるのは、テレワークの特有の問題です。
快適さを維持しつつも、残業を防ぎ、メリハリある働き方を実現するにはどうすればいいのでしょうか。
この記事では、私が試して効果的だった解決策をお伝えします。
テレワークが残業を増やす理由
まず、なぜテレワークでは残業が増えてしまうのか。
その理由を考えてみましょう。
1. 時間管理が曖昧になる
テレワークは自分で仕事時間を管理する必要があります。
オフィスのように周囲の人が帰り始める「空気感」がありません。
時計を見るのを忘れ、気づいたら遅くになっている……というのはよくある話です。
2. 終業の区切りがない
出社していれば「帰宅」という行動が自然と仕事の終了を意味しますが、自宅ではその区切りが曖昧です。
特に「とりあえずこれだけ終わらせよう」と手をつけると、ズルズル続けてしまいますよね。
3. 職場からの連絡が遅い時間でも届く
「テレワークだから今連絡してもいいだろう」と考える人もいます。
夜遅くのメールやチャットに対応してしまうと、自分のオン・オフの境界がさらにぼやけます。
こうした要因が絡み合い、テレワークでは残業が増える傾向があります。
次にご紹介する方法で、この問題を対策しましょう。
残業を減らすための具体的な対策
テレワークでもメリハリのある生活を送るために、すぐに実践できる解決策をご紹介します。
1. 仕事開始と終了時間を明確に設定する
勤務時間を明確に決め、その時間内で業務を完了させる意識を持ちましょう。
タイマーやアラームを使い、終了時間を知らせる仕組みを作るのもおすすめです。
「終了時間になったらパソコンを閉じる」といったルールを徹底すると、区切りをつけやすくなります。
2. 終業のルーティンをつくる
デスクの片付けやパソコンのシャットダウン、ストレッチなどをルーティン化するのも効果的です。
毎日同じ動作をすることで「これで仕事終了」というスイッチが入ります。
私は終業後にハンマーカールをするようにしたところ、気分転換にもなり、リフレッシュできました。
3. 仕事専用のスペースを確保する
仕事とプライベートを分けるためには、環境の工夫も必要です。
できる方は自宅の中に仕事専用のスペースを確保しましょう。
特に普段くつろいで過ごす場所で仕事をするのはNGです。
ソファやベッドで作業をするとリラックスモードになり、仕事にも集中しにくいですし、オンオフの切り替えが難しくなります。
4. 部屋着から着替える
テレワークだと着替えるのが面倒で部屋着のまま仕事をしてしまいがちですよね。
ただこれもスペースの話と同じで、どこか頭が仕事モードに切り替わりにくくなってしまいます。
シャツにアイロンをかけてジャケットを着て…まではしなくても良いかもしれませんが、部屋着から着替えるだけでオフ感は抜けてくると思います。
5. チームでルールを共有する
できるなら、メールやチャットの送信タイミングを制限するルールをチームで共有するのも効果的です。
例えば「夜7時以降の連絡は翌日対応」といったルールを取り入れることで、全員が働きやすくなります。
まとめ
テレワークで残業が増える原因と、その解決策をご紹介しました。
結局どれでも重要なのは、仕事とプライベートの境界をしっかり引くことです。
私自身、これらの対策を試してからテレワーク終業後でもリラックスして自分の時間を楽しめるようになり、あらためてテレワークの快適さを本当に実感できています。
やっていないものがあれば、ぜひひとつだけでも試してみてくださいね。
あなたのテレワークもよりよいものになることを願っています!